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頃安祐良監督による特別企画クラスが行われました!



どう「お芝居をしない」芝居ができるか。



という言葉が、冒頭のお話の中で印象的でした。

いかに自然にできるか。

「この役だけは誰にも絶対負けない役が皆さん全員にありますがなんだと思いますか」との問い。


それは「自分自身」の役。

いかに自分自身をさらけ出せるかが大切だと

おっしゃいます。





また、もうひとつ大事なのは

「対話をする相手」


ひとりよがりになってしまっては成立しません。

相手をおもって、考えて、対話をすることが大切だと教えてくださいました。




お昼のクラスは初心者向けクラス。

お芝居が全くもって初めての方もいらっしゃいます。


まずは向かい合って相手を褒めてみる。

そしてその言葉を相手が言った通りの表現で投げ返してみます。


次に「大好き」という言葉を言い合ってみる。

ストレートに言ってみて、

次は言う前に間をあけて言ってみて、

次は言ったら手を握ってみる。

間合いや、動きが違っているだけで

相手や見ている人にも伝わり方が違ってくる事を学びます。



次はシチュエーションを決めてお芝居。

大切な合格発表の結果を伝えにくる人と

それを待つ人。

「どうだった?」

「…無かった」

というセリフだけ決まりで、その後は自由に演じるエチュード。




監督は、

「監督が行うワークショップはエチュードをしてもらうことも多い」とおっしゃいます。


それは、芝居をしてほしい、面白くしてほしいという訳ではなく

自然に出てくる言葉、相手を見た上でのリアクション、普段の姿を見たいからだそうです。


合否の結果を待って、ソワソワしているお芝居をしなきゃ、という頭の考えを捨てて、

そう思い込んでソワソワしてほしい、

実際に感じたものを出してほしいとおっしゃいます。




最後には、

台本をその場で渡されて、

考察を行いました。

演じるだけではなく、

台本の理解も重要だとおっしゃいます。

台本を読み込み、理解して

演出の意図が汲み取れるようにたくさんの作品を読んだり見たりすることが

非常に重要だと教えてくださいました。

お芝居が初めてだった方も

「楽しかった」と大満足の様子で

盛りだくさんの濃い時間となりました。



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